1.はじめに

夏休みの自由研究って、親も子どもも毎年悩みますよね。
私は工作があまり得意ではなく、子どもの自由研究を手伝ってあげたい気持ちはあるものの、何をすればいいのかアイディアが浮かばず、いつも悩んでいました。
そんな中、息子が小学校4年生だった夏のこと。
魚や深海生物にハマっていた息子が、図書館で借りた「魚図鑑」を毎日のように眺めていました。
「このサメ怖い!」「このクラゲ綺麗だけど毒がある!」と興奮しながら説明してくる様子を見て、「この興味を活かせば自由研究になるかも!」と思い立ち、「調べてまとめる」自由研究に挑戦してみることにしました。
2.実際にやった自由研究の内容
テーマ設定:息子の「好き」を最優先に
テーマは「世界の珍しい魚」。
息子は特に珍魚や怪魚に興味津々だったので、この2つを中心に、毒を持つ魚や攻撃的な海洋生物について調べることにしました。
「なんで危険なの?」「どこに住んでるの?」など、息子が疑問に思ったことをリストアップしてから調査開始です。
調査方法:ネット+図書館の合わせ技

図書館で借りた「魚図鑑」「深海生物図鑑」を、ネットの情報源以外の正しい情報源として活用。
ネットでは写真探しがメイン。「メンダコ 写真」「シーラカンス 画像」などで検索して、息子が「これ!」と選んだ写真をプリントしました。
息子は写真を見ながら「これYouTubeで見たことある!」「この魚は毒があって危険なんよ!」と大興奮。調べる作業が全然苦になっていませんでした。
まとめ方:シンプルだけど見栄えよく

無地のスケッチブック(A4サイズ)に、1ページ2生物のペースで作成。
基本の構成
- 生物の写真(カラープリント)を貼付
- 名前(日本語+英語)
- 生息地
- 危険な理由
- 息子が面白いと思った豆知識
文字はすべて息子に手書きしてもらいました。
本人が書いた方が「自分で作った感」が出るし、達成感もあると思ったからです。
写真をプリントしてからスケッチブックに貼り付け、
特徴や名前を手書きで書き込むだけのシンプルな方法ですが、写真を使うと一気に“研究レポート感”が出るのがおすすめポイントです。
3.用意したものと作業のコツ
用意したもの
- 無地のスケッチブック(A4サイズ)
- プリンター(または写真印刷)
- カラーペン(見やすくておすすめ)
- のり・ハサミ
スケッチブック選びのポイント
表紙は無地タイプが◎。中身を作った後に、息子が好きなシールや余った写真で自由に表紙をデコレーション。
表紙を最後に完成させることで、中身の作成時に汚れを気にすることなく作業に取り組めますし、完成したときの感動がUPするのでおすすめですよ!
作業で工夫したこと
写真選びは息子主導:大人が「これがいい」と思う写真より、子どもが「かっこいい!」と思う写真の方が、説明を書くときの食いつきが全然違います。
1日1〜2ページペース:毎日少しずつ。息子の集中力が切れる前に終わらせることで、最後まで飽きずに完成させることができました。
4.完成後の結果と感想
完成したスケッチブックは、クラスで選ばれて理科展に出展され、賞状をもらうことに。
「大した作品じゃない」と思っていたけど、先生やクラスメイトに評価されて、息子本人もとても喜んでいました。
自由研究というと「立派な工作」や「難しい実験」をイメージしがちですが、子どもの興味を調べてまとめるだけでも十分評価されるんだなと感じた出来事でした。
5.この方法をおすすめする理由
- お金をかけずにできる
プリント用紙とスケッチブックがあれば十分。工作キットを買ったり、実験道具を揃えたりする必要がないので、材料費がほとんどかからず家計にも優しいです。 - 子どもが楽しんで取り組める
本人の「好き」をテーマにすると、調べる時間や作業時間も苦にならず、自分から進んで作業してくれました。 - ボリュームが出やすい
写真+簡単な解説を書くだけで見栄えが良くなるので、工作が苦手な家庭にもぴったり。 - 思い出になる
工作と違い作品を保管しておきやすいので、「どんなのを作ったっけ?」とアルバム感覚で見返しやすいです。一緒にたくさん調べたことも含めて、親子の夏の思い出になりました。
6.まとめ

工作が苦手でも「調べてまとめる」スタイルなら気軽に挑戦できます。
大切なのは、子どもの興味を最優先にすること。そして完璧を求めすぎず、楽しく取り組むことです。
夏休みの特別展やイベントに親子で訪れれば、研究の材料集めをしながら、いつの間にか家族の思い出も作れちゃいます。
夏休みの自由研究に悩んでいる方は、ぜひ「調べてまとめる研究レポート」に挑戦してみてください。
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